医療法人 阿部医院 カトレア総合医療ビル 緊急の連絡用に携帯にURLを |
<<
一覧へ戻る
>>
2008.6.2
|
食生活など主に生活の乱れから起こる病気(高血圧、高脂血症、糖尿病など)を生活習慣病(近年ではメタボリックシンドローム)といい、最近増えつつあります。 予防及び改善のポイントはまず食事療法や運動療法です。 運動療法はストレス解消、肥満予防にも役立ちますが、中性脂肪の減少や降圧効果があります。 たとえば高血圧では運動療法を約10週間続けると血圧が約5~10mmHg程度低下するといわれており、高脂血症では中性脂肪を減らしHDL(善玉)コレステロールを増やし、糖尿病では筋肉を中心とした末梢組織のインスリンの働きが改善し、血糖のコントロールが良くなります。肥満に対しても軽い運動療法を長時間続けることにより効率的に脂肪燃焼が出来、疲労感も緩和します。(ただし、病気の程度や合併症の有無により運動療法が適さない場合もありますので、かかりつけの医師に相談してからにしてください) 運動療法といっても決して激しい運動が必要なわけではありません。 まず1日の運動で消費エネルギー200~300kcalを目指しましょう。 体重60kgの人がそれだけ消費するにはたとえば軽い散歩(時速3~4km)なら約120分、ウォーキング(時速5~6km)なら約60分、ジョギング(時速6~7km)なら約30分、軽い体操なら約70分、サイクリングなら約60分、水泳なら約30分、水中歩行なら約60分です。(ただし60kgよりも体重が少ない人は長め、多い人は短めの時間が必要になります) 基礎疾患のある方や薬を服用中の人は主治医の先生にご相談の上、健康のため日常生活に運動療法を取り入れてみましょう。
|