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2008.7.1
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感染症 1)ST合剤 S:T=5:1 バクタ、バクトラミン
1.細菌以外の微生物にも効く 2.高いbioviability 3.高い臓器移行性
カリニ肺炎PCP 労作時呼吸苦、ステロイド併用
尿路感染 前立腺炎にはセファロは無効
特殊な細菌 ・ノカルジア 半年の投与 ・リステリア (first choiceはアンピシリン) ・ステノトロフォモナスマルトフィリア(カルバペニム耐生) 当院の経験ではスルペラゾンが有効
原虫 トキソプラズマ、サイクロスポラにも効く
Wegener肉芽腫症 くせ 本物の副作用―皮疹3〜4%(HIVでは50%) 高K血症←カリメート 血球減少 まやかし副作用―クレアチニン↑ 相互作用で濃度↑ ワーファリン、ジゴキシン、SU剤 フェニトイン、メトトレキセート
2)アミノグリコシド 1. post antibiotic効果 2.濃度依存性 3.シナジー βラクタム併用で効果↑
好気性グラム陰性桿菌に効く(単剤では) グラム陽性菌にはシナジー狙い アレルギー、静脈炎はまれ、肺、膿瘍への移行悪い
(副)耳毒性、腎毒性 血中濃度モニター→1回投与→翌朝の採血で1μg以下ならgood
ゲンタマイシン 5mg/kg トブラマイシン 5mg/kg AMK 15mg/kg
腸球菌←GM 緑膿菌←トブラマイシン セラチア←GM,SM ペスト・野兎病←GM
3)ニューキノロン 余計な菌をカバーする 緑膿菌に効く 結核菌をカバーしてしまう ちょっとだけサプレッサー
☆入院出来ない重症の肺炎 オフロキサシンOFLX、シプロフロキサシンCPFX ― 細菌が耐性化するのに1回の変異でいい シプロフロキサシンCPFX→ブ菌に効く(+RFPで耐生をブロック)
レボフロキサシンLVFX、ガチフロキサシンGFLX ― 2回以上の変異が必要 ガチフロキサシンGFLX→DMにつかうな
それぞれ効果、耐性が違う 半減期が長い、1日1回投与が正しい 濃度依存性
(副)中枢神経障害−head ache、めまい 生長障害? 腱に対する作用(高齢者) 相互作用:NSAIDs併用で痙攣 テオフィリン、ワーファリン↑
4)マクロライド 肺炎球菌の80%が耐性(日本)
慢性の咳 ・副鼻腔炎による postnasal drip(PND) ・過敏性肺炎 ・GERD ・IB ・瀰漫性汎細気管支炎DPB−マクロライド少量長期投与 ・ACE阻害剤 ・成人百日咳(←マクロライド有効)
(効)非定型肺炎 クラミジア マイコバクテリア ピロリ菌 カンピロバクター感染症
エリスロマイシン i,v,でのみ使う 経口 1日4〜5回使用、消化器症状(下痢)多い ワーファリン↑
クラリスロマイシン 1日2回、相互作用多い(ワーファリン)
アジスロマイシン 1日1回 副作用少ない。相互作用少ない。 (AZM) 細胞内濃度を長く保つので3日の投与で一週間の効果
クリンダマイシンCLDM−リンコマイシン グラム陽性球菌 (効)口腔内の嫌気性菌−横隔膜より下はフラジール 偽膜性腸炎をおこしやすい
テリスロマイシン TEL ケテック 肺炎球菌に効く 意識障害の副作用報告され日本では広く使われていない。
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