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2011.1.5
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炎症性腸疾患update(IBD) ・ピークは20から30歳台 ・腸は最大の免疫組織、全リンパ球の60% ・腸は最大の末梢血管組織、微小血管の55% ・腸は最大の末梢神経組織、末梢神経の50% ・腸は最大のホルモン組織、神経ペプチド、消化管ホルモン、ホルモン 腸は第2の脳と言われる。 ・大腸ビデオスコープ 1)拡大内視鏡・超音波内視鏡による微細病変観察 2)MRIによる痔ろう、ろう孔診断 3)ダブルバルーン小腸内視鏡(2003年〜) 4)CTバーチャル内視鏡による狭窄、閉塞診断 5)カプセル内視鏡によるスクリーニング ・クローン病に対する成分栄養療法 日本オリジナル、EBMに乏しい、しかし効く、コンプライアンス悪い UCには無効 ・UCに対する白血球除去療法(2001年) 日本オリジナル、ステロイド抵抗性に有効 ・2002年 抗TNFα抗体の登場(インフリキシマブ) キメラ型IgG1モノクローナル抗体、1〜2hの点滴静注 予想を超えた劇的・早期・持続性の治療効果 ・2004年 クローン病に対するIL-6受容体抗体の有効性(80%) ・2001年 クローン病原因遺伝子の発見(Nature) NOD2遺伝子は腸内細菌の細胞質内受容体? 但し、日本人患者にはこの変異は全く認められず。 ・炎症性腸疾患に対する上皮修復を目指した増殖因子の治療応用→これまで とは全く異る概念 EGF、TGF-α、FGF、Trefoil Peptides、HGF、GM-CSF |