ピロリ菌と胃癌
・functional dyspepsia−胃の食後膨満感
・慢性活動性胃炎を発生する。
・非感染者の胃は、老化現象を認めない。老化のスピードは個々人で異なる。
・1526例の解折。8年でHP感染者に36名の胃癌発生(NEJM)
10年間で5%に胃癌発生。1%が死亡。(日本の統計)
・ほとんどの胃癌は、ピロリ感染による接続的胃炎をbaseに発生する。
・一方、非感染者には組織学的異炎がなく、胃癌の発生は稀である。
・高度の萎縮性胃炎は分化型胃癌のハイリスク
・除菌後:サイトカイン↓、Growth factor↓、COX-2↓、ODC↓、Intragastric pII↓、
腺窩上皮の過形成↓、MALTリンパ腫(70〜90%)、過形成ポリープ消失
内科医よりみた肝移植の適応と評価
・肝移植を受ける方法:臓器移植ネットワーク登録後、国内での脳死肝移植
生体肝移植(3000例以上)
渡航の上、脳死肝移植
・劇症肝炎―救命率40%、肝移植を行うと70%
@急性型は内科的治癒率が悪急性に比して高いが、短期間での内科的治癒判定
の決定に困難を有する例が多い。
A亜急性型は比較的に時間的余裕があるためにドナーとレシピエントの肝移
植適格検査が容易である。しかし、逆に脳症が軽度の場合には肝移植実施が躊躇される。
B慢性肝不全:早すぎると、治癒するものまで肝移植すると非難があるし、
遅すぎると全身状態が悪化し周術期死亡や合併症が増加し、手術成績が
悪くなる。
・MELD(Model of End Liver Disease)score
20を越えたら移植
・PBCは15%ぐらい移植肝に再発する。
・HBは手術前にHBIGとラミブジンを投与することにより再感染を防げる。
・HCV:1%以下の確率でHCVの無感染
99%は肝移植後、すぐに再感染
キャリアもしくは慢性肝炎のまま長期に推移し、急速に肝硬変へ進展する(50%)。
・再発のリスクファクター
@腫瘍径5cm以上 A血管侵襲 B低分化組織型